実行編①の生活防衛費、実行編②の支出の見える化と削減を実行できれば、月々の収支が黒字化できていると思います。以下の式で表すと、投資に回せる資金が準備できたことになります。
収入ー支出ー貯蓄(生活防衛費)=投資
投資を始めましょう
積み立てNISAで投資デビュー
毎月の投資資金が出来たら、まず始めてもらいたいのが、つみたてNISAです。非課税口座には「一般NISA」と「つみたてNISA」があります。これらは併用ができないので、違いを理解してどちらかを選ぶ必要があります。両社の代表的な違いとしては、非課税期間と投資額になります。一般NISAは5年(120万円/年)に対して、つみたてNISAは20年(40万円/年)と長めです。また、選べる商品や購入方法などが異なりますが、投資初心者の方や、長期投資を前提にされている方は、つみたてNISAがお薦めです。
NISAの始めるステップとしては、以下の2ステップで簡単に済みます。
①証券会社を開設する…おすすめは楽天証券です。
②NISA口座を開設する
以下に楽天証券のNISA解説方法のリンクを貼っておきますので、参考にしてみてください

つみたてNISAの年間投資上限額は40万円になりますので、月々33,333円になります。毎月の収支で、無理のない投資額を算出し、少額でも構いませんので早い時期から開始することをお薦めします。投資に回せるお金に余裕がある方は、つみたてNISAの上限額まで投資することをお薦めします。
商品を選んでみよう
証券会社および、つみたてNISAの登録が完了したら、さっそく商品を選んでみましょう。つみたてNISAの特徴の一つとして、対象である投資信託の本数が約180本と絞られていることが挙げられます。それらは金融庁の条件を満たしたものに限られているため、投資初心者の方でも選びやすくなっています。投資商品は、各自のリスクレベルによって選択肢が異なってきます。例えば、長期投資が前提で、安定収入が見込める投資リスクレベルが高い人は、株式重視型をお薦めします。一方で、投資は初心者で、運用中にハラハラドキドキしたくない方は、バランス型投信がお薦めです。また商品を選ぶポイントとしては、運用コスト(信託報酬)もチェックが必要です。コストはリターン(運用収益)から引かれるので長期間、運用する中で影響が大きくなります。
①株式重視型(投資リスクを許容できる方)
代表的な投信:eMAXIS 日経225インデックス
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
②バランス型(投資初心者、投資リスク許容度が低い方)
代表的な投信:eMAXIS バランス(8資産均等型)
たわらノーロード バランス(8資産均等型)
Smart-i 8資産バランス 安定型
各々のリスクレベルを理解したうえで、投資商品を選択しましょう。一度設定すると長期運用が前提になりますので、年に1回程度リバランスをとるぐらいの気持ちで問題ないと思います。また、今後紹介していきますが、iDeCOと併用することで、老後年金対策も十分可能になります。ぜひ、投資への第一歩を踏み出してみましょう!!
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